情報セキュリティで企業は守れるのか―企業危機管理マニュアル



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全体的に分かりやすいです。

BC(ビジネス継続)とクライシス・コミュニケーションについての本。

従来の『防災』が予防・緊急避難であり施設・人に対象をフォーカスしているのに対し、『BC』はビジネスに対象をフォーカスしビジネスが復旧するまでを範囲とする。
またBCでは「どんなに事前対策を積んでも最悪の事態は起こりうるものであり、その際にどうするか」を考えるのが特長。従来、日本がなかなかできてこなかったことである。

BCは世界的には9・11以降関心が高まり、日本でも近年の自然災害や事故の多発に伴い重要視されている領域。実際、国際的にはISO化が検討中であり、日本では内閣府・経済産業省など関係政府機関が標準化を推進。

いまや災害で被害を受けたとき、記者会見で経営者が
「こんな事態になるとは予想してなかった」
とは言えない時代。
「こういう不測の事態にも備えて、当社ではこれこれこういう備えを…」
と社長が言えるようにならなければならない。

本書は前半にややITセキュリティの話に傾斜しているところがあるので、読み手側で整理して理解する必要がある(後半で全体的な枠組みは示されている)。




NTT出版