椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!



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げに恐ろしきは文体

 内容どうこう以前に、読み進めているうちに、不愉快な気持ちにさせてくれます。いくら内容のいい本であっても、これでは読者の共感は得られないでしょう。

 筆者の重視する「教養」をお持ちの方なら、アホ、バカメール等といった表現を用いて、本を出版することはまずないといえます。単に利益を上げた自慢話のような印象を読者に与えてしまううようでは、筆者のこき下ろす、金のことしか頭にないIT社長たちとなんの変わりもありません。

 筆者の文体からは、従業員に対する思いやりも、とてもではないですが、感じられません。不快感を催すレビュワーが多いのもむべなるかなというところです。
利益とコスト

利益を出すにはどうすればいいかがわかる。確かに新規ビジネスや新規の商品開発をすれば売り上げがあがり、利益が出る。しかし多くの会社の場合(特にこのような子会社の場合)既存製品ラインの改良や、コスト削減をもって利益を出すしかない。愚直にその目標を持って、そして具体的に会社を引っ張っていくのは根性がいることだろうし、ぬるま湯に浸かった社員の反発もあっただろう。
著者のやり方は乱暴かもしれないし、社員の気持ちを考えていないかもしれないが赤字に瀕している会社にはこんなやり方しかないのではないかと思う。
道具も人の使い方も間違えている

他のレビュアのご紹介通り、著者は一種独特の世界観・人間観と「追い込み方」でコストカットと効率化を実現し、キヤノン電子の利益を向上した。それは事実である。「利益こそ企業存続の唯一無二、究極の目的」というなら賞賛に値しよう。「経営は厳しい」、それも結構。
しかし、仕事を選ぶ権利、退社する権利、人生の大切な時間を共有するに値する経営者と付き合う権利がこちらにもある以上、こんな経営者の訓示などまったく聞きたくないし、はっきり言って係わり合いになりたくない類の人物と社風である。
PCと椅子が怠惰の原因と言うなら、年間1万人弱の死者を生み出している自動車には乗れなくなる。通り魔殺人の凶器が出刃包丁なら、私たちは包丁を使えなくなる。PCという単なる道具への著者のアプローチがどうにも冷静であるように見えない。著者は根本的に道具の使い方を間違えておられる気がするし、そればかりかその道具を使う人間=社員への寒気がするほどの根本的な不信感に基づいて経営されている気がする。
読み終えてこれだけ暗澹たる気持ちになった本は久しぶりである。
「アメ」の内容も知りたい

ここまで徹底して無駄を排除し効率化を追及した酒巻社長にはある意味脱帽。
ただ、このように縛りつけ、絞るだけだと実績は確かに上がるだろうが社員は間違いなく疲弊するはず。
そのあたり、社員のモチベーションをどう上げ、保ったのか、についての記述がほとんどないところが残念。
ムチだけでなく、アメも与えたであろうと確信するが、どのようにやられたのだろう・・・?

公務員以上に民間の連中は遊んでいるね

よくマスコミで、公務員は仕事をしていないとか
ボロカスけなしているけれど、

一般会社の社員連中もひどいもんだ!ということが、よく分かる本。
経営者の方はこの本をよく読みマジメくさって
PCの前に座っている社員どもをよくチェックしよう。

そういう働かない連中の分の人件費が、製品やサービスに
プラスされることになるのだ。

人を雇っている経営者は必読!






祥伝社
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