マネー革命 2 (2) (NHKライブラリー 217 NHKスペシャル)
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マネー革命 2 (2) (NHKライブラリー 217 NHKスペシャル)
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| ジャンル: | 本
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| セールスランク: | 84459 位
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| 発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 1,124 (税込)
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サブプライム問題の源流地帯を語ったとも言える本
1999年の本であるが、一般的教養として金融工学を知っておこうとするものにとっては、本書を玄関とするのが一番よいように思う。
NHKの番組内容を本に落としたということで、あまり期待をしていなかったが、基礎的なところをおさえており、分かり易くおもしろい。
また、余談として触れられている部分がいろいろな本と繋がる。
例えば、ウィリアム・シャープ教授が所属していたランド研究所の創設者で、東京大空襲を生み出した米戦略空軍のルメイ少将は、トム・クランシーの「日米開戦」にも登場。
最後にも書いたが「サバイバルとしての金融」と接点が多い。「伊藤の定理」の話も興味深い。
金融工学を理解するには、ブラック・ショールズ方程式を生み出したマイロン・ショールズ、フィッシャー・ブラック、ロバート・マートンの3人。
さらに加えれば、ハリー・マーコビッツ(ポートフォリオ理論(リスク・リターン・フロンティア))を知ることが重要である。
また、デリバティブとは何かについても触れられている。
詰まるところは、現物取引の派生物であり、先物取引、オプション取引、スワップ取引の3つを基本とし、それらを複雑に組み合わせた合計の4種類と理解すべきと主張している。
現物は派生元の数だけあり、農産物、資源エネルギー、金利、為替、株、あるいは気象の予報値なんてものなどもある。
ブラック・マンデーの際、コンピューターを使った取引が売りを加速したとの批判があったが、それについてショーン・ブラックがインタビューに答えている映像があるらしいなんて話も出てくる。
なお、江戸時代の堂島米会所が世界最初のオプション取引(先物)がなされた場所だと紹介される。
大名が年貢米を少しでも高く売ろうと望んだことで市場ができた。
ただ、その発展の芽を摘んだのは、八代将軍吉宗であったということだ。
結局、最終的に閉鎖されたのは明治時代であるとのこと。
最後に、「サバイバルとしての金融」の中では、本書の「マネーの革命」の「こういった優秀な頭脳がモニターの前で利ざや稼ぎのようなことをしているのは不健全」といった意見に対して、
「ノーベル賞を取るような優秀な頭脳がマーケットに参加しているからこそ、マーケットの効率化が図られ、市場がより完全なものに近づく」といった批判がなされていることも知っておく必要がある。
ブラック・ショールズ式は難しいが
ブラック・ショールズ式の誕生と、
それをつくったフィッシャー・ブラック、マイロン・ショールズ、
そして盟友のロバート・マートンを追い、
ノーベル賞とったショールズとマートンが参加した
巨大ヘッジファンドLTCM崩壊後の彼らへのインタビュー取材の模様。
ほんと、そこまでよくやったなぁ、取材班の情熱に頭が下がる。
非常にエキサイティングな一冊です!
恐らく現代の金融ビジネスの最先端を理解する上で本書ほどうってつけの本は無いであろう。特にこのマネー革命(2)は、ブラックショールズ理論やMM理論など現代の金融工学で必須と言われる理論を、それを開発した世界トップの経済学者へのインタビューなどを交えながら解説するあたり最高の教材といえる。
ちなみに本書のNHK取材陣は全員が金融工学の素人で、彼ら自身必死で学びながらこの番組が出来たという。そういう彼らだからこそ、これだけ分かりやすい本が出来上がったのだろう。また本書は、金融関係者は言うまでもなくメーカーやサービス業に従事されている方、家庭の主婦、学生などの方達が現代社会を金融(工学)という切り口で見、最先端の金融ビジネスを身近に感じることができる最適の本だと思う。
金融工学における貴重な記録
NHKスペシャルで過去に放映されたものを本にまとめたものの
第2巻です。第1巻のテーマはヘッジファンドでしたが、本書の
テーマは金融工学となっています。
本書にはロバート・マートンとマイロン・ショールズの二人の
ノーベル経済学賞受賞者へのインタビューが収められています。
取材がたまたまLTCMの破綻の前と後に行われているため、当事者
であった二人に直接インタビューが行われており、きわめて
貴重な記録になっています。
また金融工学上の重要な理論であるブラック・ショールズ式を
導くために重要な役割を果たした「伊藤の定理」を導かれた
伊藤清博士へのインタビューもあり同様に貴重であると思います。
また、テレビでは説明し切れていなかったさまざまなエピソードが
ふんだんに盛り込まれており、読み物としても面白く読めます。
伊藤の定理に涙す
第2巻のエピソードで泣けてしまうのは、”伊藤の定理”を証明した伊藤清京大名誉教授を取材したところでしょう。
ノーベル経済学賞を受賞したマートン博士、ショールズ博士がオプション取引の価格を導く式を考案するベースとなったのが”伊藤の定理”です。
”伊藤の定理”自体は、自然科学に用いるために作られましたが、それを社会科学の分野で上手く利用いたのが、前述の2氏です。
多少の演出もあるのでしょうが、伊藤博士の金銭も名誉も求めない淡々とした振る舞いには涙が溢れます。
方や、金融工学を駆使するドリームチームは破竹の勢いで勝ち続けながら、世界中の富をかき集めていき、そして、自らの技に敗れて砕け散っていきます。
日本放送出版協会
マネー革命 3 (3) (NHKライブラリー 218 NHKスペシャル) マネー革命―NHKスペシャル (1) (NHKライブラリー―NHKスペシャル (216)) 最強ヘッジファンドLTCMの興亡 (日経ビジネス人文庫) ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち 実践的スペキュレーション―失敗と成功の戦略
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